あっという間に季節が変わり、街はすっかり年末の雰囲気。
クリスマスやお正月の準備が進む中、4月に入社した新入社員たちは、少しずつ仕事に慣れて、できることが増えてきたころではないでしょうか。
暑い夏の日々が、まるで昨日のように感じられますよね。それだけ月日が経つのが早いということを、改めて感じます。
実は、この時期は新入社員だけでなく、学生のみなさんにとっても、ちょっとした悩みの多い時期です。
受験生はもちろん、進路に迷っている人も多いのではないでしょうか。
面談や希望調査、進路選びに向けて、「これからどうしよう」と考えているとき、自分の気持ちを言葉にするのって、結構難しいものです。
「自分は何をしたいのか」「何を目指しているのか」について考えたとき、頭の中では思い描いているけれど、どう言葉にしていいか分からなくなってしまう。
そんな経験をしたことはありませんか? そして、何を考えても、結局「自分はどうしたいんだろう?」と、迷ってしまうこともあるでしょう。
それが、進路や将来を考えるときのつらいところです。
「理想の自分」を描くことはもちろん大切ですが、その理想をどこから始めればよいのかが、分からなくなってしまうことがあります。
1つずつステップを踏むことで、目標に近づける
そんなとき、少し視点を変えてみましょう。
大きな夢や目標に向かって進んでいくことは大切ですが、最初から「夢だけを追いかける」ことにプレッシャーを感じるのではなく、短い期間ごとに目標を決めて進んでみることを試してみてください。
例えば、以下のように、目標を1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と、小さなステップに分けて考えてみます。
- 1ヶ月後にやりたいこと:
例えば、英単語を毎日10個覚える、数学の基礎問題を毎日1問解く、など。
1ヶ月後には、少しでも勉強に習慣がついていて、成果が実感できるようになるでしょう。 - 3ヶ月後にやりたいこと:
例えば、志望校の過去問を解いてみる、希望する職業に関連する本を3冊読む、など。
少しずつ、目指していることが具体的になってくるはずです。 - 半年後にやりたいこと:
例えば、志望理由書を自分の言葉で書いてみる。
「なぜ医療系を目指すのか」「どんなことに興味があるのか」を整理して、周りの人に伝えてみると、さらに自分の気持ちが明確になります。 - 1年後にやりたいこと:
例えば、模試で目標点を取る、進学先のオープンキャンパスに参加する、など。
1年後には、進路を決めるための大きなステップが踏み出せるようになるでしょう。
このように、短期間で達成できる小さな目標を立てることで、「今、何をしたらいいのか」がより明確になり、毎日を無理なく進んでいけます。
1ヶ月後、3ヶ月後の自分を考えるだけで、思いがけず手が届きやすくなるんです。
「できるようになったこと」と「これからできるようになるために」
今、何かに取り組んでいる学生のみなさんは、これまでにできるようになったことを思い出してみてください。
例えば、最初は難しく感じた英語の文法や、数学の計算が、今ではだいぶスムーズにできるようになっているかもしれません。
それが「できるようになったこと」です。
次に、これからできるようになるために、何をするべきかを考えてみましょう。
例えば、医療系の仕事に興味があるのであれば、まずは「医療の現場ってどんなところなのか」を調べてみる。
また、「患者さんとのコミュニケーションが大切だ」ということを理解し、ボランティア活動や病院の見学に行ってみるのも良いかもしれません。
小さな一歩を踏み出すことで、あなたの道は少しずつ広がっていきます。
例えば、「医療系を目指すなら、まずは英語をしっかり学ぶ」と決めて、毎日の学習を続けていくことも大事な一歩です。
「できるようになったこと」を大切にしながら、次の目標に向かって進んでいきましょう。
もちろん、すべての人に同じ方法がぴったり合うわけではありません。
でも、この考え方を参考にして、少しでも自分の未来に向かって踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
私たちは、医療系を目指す大学生・専門学生・高校生の皆さんを応援しています。
目標を小さく、でも確実に達成することで、1年後、3年後には、今の自分が想像もできないほど成長しているはずです。
一緒に頑張りましょう!
